恋愛テクニック:パーソナルスペース「相手と自分の親密度を知る方法」




 

第7回目の恋愛テクニックは、パーソナルスペースです。この言葉は聞いたことある人多いんじゃないかな?

彼のどこが良かったの?って友達に聞いたとき、自分はこの言葉に出会いました。まだまだ10代で、パーソナルスペースねフムフムってよく理解できなかったですけどね。。。

彼のどこが好きって?う~ん、出会ってすぐ意気投合してね、最初からパーソナルスペースに入られても嫌じゃなかったの。

今回解説する恋愛テクニックは【パーソナルスペース】

『パーソナルスペース』は、言うなれば当たり前のこと言ってる系の理論・テクニックです。

「パーソナルスペース」というテクニックは、その言葉から想像できるかも知れませんが、人間の「人はそれぞれ自分の領域を持っており、他人にその領域を踏み越えて侵入されることを好まない」という傾向を理論化したものです。

嫌いな人、良く知らない人にあんまり馴れ馴れしく近づいてほしくないというのは人情であって、わざわざ理論化するほどの話しではないような気もするのですが、ニュートンはりんごが地面に落ちる様から万有引力を発見したように、当たり前の事象を掘り下げ、考え抜くことで思わぬ発見があったりなかったりするものです。

皆さんの興味を必死に繋ぎ止めたところで、意外と奥が深い「パーソナルスペース」について詳しく見ていくことにしましょう。




パーソナルスペースの具体性が面白い

お伝えしたとおり、「パーソナルスペース」では『人それぞれが持っている自分の領域』『その領域を踏み越えられることを好まない』という、人間の心理に注目します。

本来、踏み越えられることを好まないはずの自分の領域に踏み込むことを許容した人物がいた場合、人はその人物に好意を持っているということが推し量れるのです

他人に接近を許容する距離感を持って、その人物に対する心理状態を推し量るというわけですが、面白いのが、その接近を許容する距離の距離別分類がやけに具体的で細かいのです。

密接距離(恋人になってもいいと思ってる距離):0~45cm
固体距離(友達の距離):45cm~1.2m
社会距離(知人の距離):1.2m~3.5m
公共距離(仕方なく付き合ってる系の大人な距離):3.5m~

男女によって「パーソナルスペース」の形や距離が異なります

具体的にいうと、一般的に男性は女性よりもパーソナルスペースが広く、またその形も、女性が丸(円形)であるのに対し、男性は楕円形なのです。

つまり、男性は前方よりも横方向のパーソナルスペースの距離が狭く、横方向からの接近には許容度が高いというわけですね。

パーソナルスペース、その根っこは社会心理学

その他の恋愛テクニック同様、パーソナルスペースも社会心理学に根源を持つ理論・テクニックで、提唱者はアメリカの文化人類学者エドワード・ホールです。

この理論が確立されたのは、1960年代後半で心理学理論としては比較的新しい部類かと思いますが、新しいと言っても、1960年代にSNSはありません。

当然ながら注目しているのは、物理的な距離です。




ソーシャルでなく、リアルでの距離に注目している。

後年、人類におけるコミュニケーション史は恐らく、インターネット以前と以後に分類されるでしょうが、人間が肉体を持った存在である以上、物理的距離、物理的接触というものがなくなることはありません。

SNS上のみの接触であれば感情を取り繕うこともできるでしょうが、物理的距離、物理的接触においては、人間の感情はもろに表れやすいのです。

人間同士の物理的接触が希薄である現代では、パーソナルスペースをはじめとする物理的距離、物理的接触から相手の心理を読み取るテクニックが、これまで以上に重要になると言えるかも知れませんね。

恋愛テクニックとしてのパーソナルスペース

女性目線で考えた場合、まず意中の男性が自分に好意を持っているか否かを確認する為のテクニックとして使えそうです。

意中の男性に正面から近づいていって、45cm以内に入ることを許容された場合、相手に好意を持たれているというわけですね。

男性のパーソナルスペースは楕円形なので、前方に広がるパーソナルスペース(入ってきてほしくないスペース)は大きいです。45cm以内に入れればバッチリでしょう。

なんか距離感近い人だな。。。

もしも、意中の男性から45cm以内に入ることをそれとなく拒まれた場合でも、それによってあなたと彼の現在の親密度が測れるわけなので、今後のプランの立てようもあるでしょう。

ただね~、パーソナルスペースには色々と「使用上の注意」があるのです。

例えば、この理論には「パーソナルスペースの広さは人によって異なる」という注釈があります。「45cm以内」とかいやに具体的な数字を出すわりには「人によって異なる」とか言っちゃうんです。

またわたしは男性ですので個人的経験で言うと、好きな人とこそ距離を取っちゃうって部分もあります。

いわゆる「好き避け」ってやつでしょうか。

上でもお伝えしたように、パーソナルスペースはアメリカの文化人類学者のおっちゃんが提唱した理論ですので、国民性の違いもあるのかも知れませんね。

ただ、パーソナルスペースは理論が先にあったわけではなく、「嫌いな人、良く知らない人にあんまり馴れ馴れしく近づいてほしくないなぁ」っていう実感が先にあり、それに基づいて確立された理論です。

つまり人間は、「パーソナルスペース」という言葉や理論を知らなくても、実感としてパーソナルスペースという領域・存在を認識しています。

さらに言うと、自分にもある「パーソナルスペース」が、他人にもあると無意識に認識しています。

人が自分に近づいてくるということは、自分のパーソナルスペースを犯されるということでもあるし、近づいたきた人物はあなたに自分のパーソナルスペースを差し出しているともいえるのです。

心を開いて自分のパーソナルスペースを差し出してくれた人がいると思えば、それはちょっと嬉しいことですね。

だからまぁ、そんな怖い顔せずにちょっと笑ってあげてください。

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