「お前らレズか?」という男の先輩の冷やかしに「あ~先輩のこと好きなんだ」と冷静に、そして誇らしげに感じていました。でも嫉妬もあって・・・
私が好きになった人は、ストレートヘアが印象的な色白の1つ年上の女の子でした。女の子?はい。私が中2の頃、先輩が中3の頃に始めた私たちの恋愛の話です。
当時私の所属していた陸上部は、足の遅そうな可愛い女の子がたくさんいる不思議な部でした。事実バスケ部よりテニス部より足が遅かったですね。(体育祭の部活動対抗リレーは恥をさらすだけに走ってました。)
●ある日もらった手紙
私が先輩を好きになったのは積極的に手紙をもらうようになってからでした。携帯の時代ですが、携帯を持ってませんでしたので。
何度も手紙をもらってましたが、初めて男子の話題を振られたとき、嫉妬してしまったんですよね。お礼のお手紙は何度も書き直して、結局・・・
ちょっと冷たいことを書いてしまったんですよねぇ。
●私は先輩のことが好き
一番最初の話に戻ると、「お前らレズか?」と先輩と私に言ってきた人が先輩のことを好きになった男子で、「レズでもいいじゃ~ん♡」と先輩は答えていました。
私は先輩にちょっかいをかけている男子の存在を知り、自分の気持ちが恋愛感情だと気づきました。ただそのときは、レズビアンだと自分を認識していませんでしたね。好きな人が好きだけど?何?そんな具合に。
●みゆちゃんが好き
先輩はちょっと独占欲の強い人だったので、私が他の先輩と話してるとヤキモチをやいてくれていました。普通にベタベタしてくるし、「みゆちゃん大好き♡」ってよく言っていました。中学生ですからね、このような女子って結構いたんですよね。ただ先輩の大好きだけは、恋愛感情のものだったらいいのにな…そう思っていました。そのときはそんなはずないと思いながら。
●部室で起こったこと
もう核心に触れますね・・・
部室で起こったことを書くと「ませてる」と思われるだろうと思います。誰にも今まで言ったことがないですしね。
恥ずかしような、嬉しいような、怖いような、でも甘いそんな体験でした。
●キスとか・・・
部活の終わった7時30分。私たちの陸上部は塾に通ってる子が大半で、7時にもなるとほとんど部員が残っていない、やる気のない部でした。先生も柔道部の先生が兼任していて。
その日、先輩が部室に鍵をかけたので、「うん?」と思いましたが、気に留めてなかったんですよね。ただ、着替え終わっていつもどおりお喋りしていたら・・・
「女子同士で色々するのって変かな?」って言われて。
「色々ってなんですか?」と察してるくせに答えたり。
「キスとか・・・」待っている答えがでるまで調子を合わせていました。
●何が起こるか何をするかわかってる
「みゆちゃんが好きなんだ」「恋愛の好きだよ?」と言われたときに、私は自分が何をしようとしてるか気づいて、やけに冷静になりました。
二人共見つめ合っていて、どのくらいの時間が過ぎたのか、一瞬だったような長かったような・・・私は顔を近づけたんですよね。唇までの距離を最終的に縮めたのはどっちだったかな?
あったかくて心が濡れるような感覚があって、自然と手が胸に伸びて・・・。私にとっては何度も想像していたことだったのでその手順通りに。(やっぱませていたかな)
●止まらない
想像していても現実に起きたら混乱して「こんなことできないんだろうな~」と思っていたこと・・・意外にできるものです。
私は着替えたばかりの先輩の上の服を脱がし、ブラも外してゆっくりとゆっくりと周りを攻めながら舐めていました。激しくはしない・・・私のイメージ通りに、焦らすように。時々聞こえる先輩の息づかいに、私の方がもう我慢ができないくらいゆっくり。
私の手がまた違うところにのびて・・・もう書かなくてもわかりますよね。・・・ただ触っただけです。それ以上の想像はしてなくて。
●確認できなかったこと
「付き合ってないのにこんなことしていいのかな?」部室をでるときにフッと思ったことを言えないままでした。
クラスでは「○○君かっこいいよね♡」「○○さんと○○君付き合ってるらしいよ~♡」とそんな恋愛話でキャーキャー言ってる子たちに到底先輩とのことは言えなかったですね。
そんな私たちは、部活の時間、毎回ハードルを取るに行くたびに、倉庫で何度も見えないようにキスをしていました。時にはそれ以上・・・
「付き合ってるのかどうか」
お互い確認しないまま。心のどこかで引っかかりながら甘い時間を過ごしていました。
つづく
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